タイガー代数計算器
分子量を求める
分子量
分子量(または分子の重さ、分子の原子量、分子の質量、化学式の重さ)とは、ある分子を形成する原子の原子量(または標準原子量とも呼ばれる)を総計したものを指します。これは、各元素の原子の数をその元素の原子量で掛け、その結果を足し合わせることで求められます。例えば、は原子量1.008uの水素原子が2つと、原子量15.999uの酸素原子が1つで構成されています。そのため、の分子量を求めるには、水素の原子量を2で掛ける(なぜなら、には2つの水素原子があり、その組み合わせた質量を求める必要があるからです)し、さらに酸素の原子量を足します(なぜなら、中には酸素原子は1つだけなので、その原子量をそのまま足すだけです)。そうすると、結果的に18.015uとなります。
分子量は、統一原子質量単位(uと略されます)で測定されます。また、これは以前はamuと書かれていたことから、amuと書かれていることも珍しくありません。分子量はダルトン(Daと略されます)でも測定することができます。
関連する用語:
原子番号
原子番号 - (プロトン数とも呼ばれます)は、化学元素のすべての原子の核に存在するプロトンの数を表します。これにより化学元素が一意に特定されます。たとえば、酸素のすべての原子は8つのプロトンを持っています。原子番号は通常、周期表の元素の上に表示されます。質量数
質量数 - (原子質量数あるいは核子数とも呼ばれる)とは、原子核のプロトンと中性子(核子と総称される)の総数を指します。1つの元素は異なる種類の同位体を持つことができます。例えば、酸素は質量数がまたはのものを持つことが可能です。それぞれの同位体は個のプロトンを持ちますが、中性子の数はそれぞれあるいはと異なります。原子質量
原子質量 or - は原子の質量です。原子の質量の数値は、その質量数とほぼ同じです。例えば、酸素-の質量は15.99491461956 uです。原子量
原子量 - (または標準原子量とも呼ばれます)は、ある原子のすべての自然同位体の平均重量です。同位体は重量が異なるため、標準原子量はすべての同位体の質量の平均をとることで計算されます。例えば、酸素の全ての同位体の中で (O-16) の原子占有率が99.762%、 (O-17) の原子占有率が0.038%、 (O-18) の原子占有率が0.2% です。それに基づいて酸素の原子量を平均すると、その値は15.99943 uとなります。化学の周期表においては、原子量は下の数値で表されています。